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frown

当ブログ、「frown 」は二次創作テキストブログです。 純情エゴイストが好きすぎて、その想いをひたすら吐き出しております。 女性向け、同人・BL要素が含まれておりますので、閲覧の際には何卒ご注意ください。 原作者、版権元、など公式のものとは一切関係ありません。 ブログ内の文章の無断転載・引用はお断りします。

カテゴリー「140文字企画物」の記事一覧

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【笑顔】

「可愛いなぁ」
「そうですね」
いつだってヒロさんには笑っていて欲しいと思っているけど
「あ、転んだ」
見たこともないような笑顔を向けているのが俺じゃないのは嬉しくない
「パンダばかりじゃなくて別のも見て下さい」
「別の?」
「俺とか」
「は?」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負
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【涙】

その成分の98.0%は水。残りには含まれているのはナトリウムやカリウムなど、のはずだけど
甘いため息とともに閉じられた目蓋をそっと舐める
「やっぱり」
滲んだ涙は少し甘く、俺の胸はぎゅっと締めつけられる
きっとヒロさんの涙には恋の成分が入っている
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【仮装】

「本当にコレでいいのか」
「子ども達喜びます」
「つか2人で王子って」
「お姫様もいますよ」
「え?」
「お待たせー」
ドレスを着て現れたのは
「津森?!」
「ヤダどっちの王子様にしたらいいの」
「ヒロさんはダメです」
「じゃあ野分王子〜」
「ダメだ」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【酔い(お酒)】

「お前、酔わねぇよな」
「そんなことないです」
「そんなことある。いっつも俺ばっかり飲まされて」
「俺、酔ってますよ」
「嘘つけ」
「ほんとです」
むぅと尖った唇を吸い、甘い舌を味わう
初めて会った時からずっといつだって
俺はヒロさんに酔っている
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【お姫様抱っこ】

俺だって
そう改めて見たコイツはデカイ
「俺がやりたいんです」
甘やかすような言葉とともに身体がふわりと浮かび寝室に運ばれる
「…降ろせ」
「はい」
女みたいに扱うな、と言う文句は唇に塞がれて好きという言葉に朝まで殺される
そんな夜もまた悪くない
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【衣替え】

「あ」
ネクタイを締めるヒロさんの姿に
「何?」
長かった夏が終わったことに気づく
「いえ」
ジャケットに手をまわし
「似合います」
いってらっしゃいのキスをする
「…いってきます」
薄着の季節も心配だけど
「気をつけて」
スーツ姿でも心配はつきない
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【指輪】

それにしても
「ピッタリだな」
まるで誂えたように俺の指で輝く指輪を改めて眺める
俺自身でさえ指のサイズなんて知らないのに
「不思議だ」
「ヒロさんのことなら何でもわかります」
「なんでだよ」
「好きだから」
「だったら俺も」
「え!?」
「あ…」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【体の入れ替わり】

「これは」
俺は世界で1番好きな人の身体に変わっていた
「あ、声までヒロさんだ」
こんなチャンス2度とない
「野分好き。大好き」
「やめろー!」
真っ赤な顔の俺が飛びこんできてデカイ手で俺を殴った
「ヒロさん。ヒロさんを殴らないで」
「うるせぇ!」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【台風】

「しかしすげぇな、こんな台風初めてだ」
「ヒロさん」
「ッ、なに」
「俺、負けませんから」
窓を打つ雨風の音が遠くなる
「だか…ら、何を言って」
荒々しい風よりも強く揺すられる
閉め切った部屋の中で膨れ上がった熱量が渦を巻き、長くて熱い夜が始まる
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【食欲の秋】

細い指がページをめくる
「…なに?」
「読書の秋ですね」
「俺は年中だけどな」
本を閉じてくれたヒロさんを抱きしめる
「なに?」
「食欲の秋ですから」
「てめぇは年中だろーが」
「すみません」
ひんやりとした夜の空気を楽しみながら熱いキスをかわした
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

プロフィール

HN:
さるり
性別:
女性
自己紹介:
ヒロさん溺愛中

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