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frown

当ブログ、「frown 」は二次創作テキストブログです。 純情エゴイストが好きすぎて、その想いをひたすら吐き出しております。 女性向け、同人・BL要素が含まれておりますので、閲覧の際には何卒ご注意ください。 原作者、版権元、など公式のものとは一切関係ありません。 ブログ内の文章の無断転載・引用はお断りします。

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【ホテル】

「おはよう」
低くて甘い声に開けた目の先にはやたら白い天井があった
「そろそろチェックアウトの時間だよ」
「わかってるし」
「また会える?」
「無理」
「残念」
伸ばされた大きくて冷たい手から逃げるように服を着る俺を
名前も知らない男が笑った
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負
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【嫉妬】

「悪ぃ。待たせた」
「あの人は学生さんですか?」
「うん」
「随分と懐かれてるんですね」
「野分」
「はい」
「俺はお前が患者に懐かれても気にしないけどな」
「子どもですから」
「学生だって子どもだ」
「俺だって出会った頃は」
「お前は特別だバカ」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【猫】

医者は病気を治すのが仕事だけれど
「ヒロさん」
丸くなって寝ているところをそうっと撫でるとすり寄ってきた
あまりの可愛らしさに目眩がする
「お腹すいてるんですか?」
「ニャア」
猫の日にだけ猫になってしまうこの病気だけは治らなくてもいい気がする
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

『プロポーズ】

「ヒロさん、俺と結婚」
「言うな」
伝えようとした言葉を遮られて息が止まった
「でも」
「それは…俺が言うから」
「はい」
「俺と」
世界で一番好きな人からの言葉をじっと待つ
「……」
「ヒロさん?」
「言ったし」
「えっ?!もう一度」
「言った!」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【クレープ】

「いいですね」
「好きなのか?」
「食べたことなくて」
「…買ってやる」
「え?」
「どれにする?」
「ヒロさんと同じので」
「俺は別に」
「一緒に食べられるなんて夢みたいです」
「わかったよ」
並んで食べるクレープはバカみたいに甘く幸せな味がした
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【バレンタインデー】

「上條、これ宇佐見君に渡してよ」
「お前らチョコくらい自分で渡せよ」
「渡せないから頼んでるんでしょ。お願い」
「自分で渡せねーなら諦めろよ」
甘ったるい匂いから逃げるように歩き出す
チョコの代わりに渡す本を持っている自分自身を笑いながら
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【ファンタジーパロディ】

「どうしてお前は僧侶なんだよ」
「治すのが仕事だったからかな」
「だったら俺だって賢者とかになってもいいはずだろ。なんでこんなことに…」
「ヒロさんの踊り子が見れるなんて。俺嬉しくて死にそうです」
「野分てめぇ、今すぐ教会送りにしてやるぞ」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【恵方巻】

「ただいまです。ヒロさん、恵方巻買ってきましたよ!」
「おかえり。恵方巻ならもう食ったぞ」
「えっ、誰と」
「1人でだけど」
「よかった。じゃあ俺と恵方巻しましょう」
「だからもう腹一杯だって」
「口に咥えるだけでいいですから」
「…なんかヤダ」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【朝比奈薫】

優しい手が下腹におりていく
「貴方に傷がつかなくてよかったです」
「気にしてんのか?」
朝比奈に残る古い傷跡をそっと撫でる
「そういう意味ではないですが、気になりますか?」
「俺以外に見せたら許さねー」
「安心して下さい」
湯気の中で微笑みあった
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【○○耳カチューシャ】

「どうですか?」
帰ったら野分が頭に耳をつけていた
「でけぇ猫だな」
「やっぱり俺よりヒロさんの方が似合いますよね」
「待て!そういう意味じゃ」
「ああ、思った通りです」
「何がだ!!」
俺につけた猫耳を撫でた野分に猫パンチをお見舞いしてやった
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

プロフィール

HN:
さるり
性別:
女性
自己紹介:
ヒロさん溺愛中

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