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当ブログ、「frown 」は二次創作テキストブログです。 純情エゴイストが好きすぎて、その想いをひたすら吐き出しております。 女性向け、同人・BL要素が含まれておりますので、閲覧の際には何卒ご注意ください。 原作者、版権元、など公式のものとは一切関係ありません。 ブログ内の文章の無断転載・引用はお断りします。

カテゴリー「エゴ 何の日 2016」の記事一覧

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何の日 6月5日 2016

プロポーズの日
まさか
「お前には幸せになって欲しいんだ」
「俺はヒロさんさえいてくれたら」
こんな日が
「…知ってる」
「だから俺と」
来るなんて
「野分」
「はい」
「しかたねぇ俺がお前を幸せにしてやるよ、一生」
抱きしめた温もりは夢じゃなかった
#1日1のわヒロ
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何の日 6月4日 2016

虫の日
「お前は昔からやけに好かれるな」
「しかたねぇだろーが」
「ちゃんと虫除けしないからこんなとこまで」
「それはっ…」
「それは?」
「いや、その…タチの悪い虫がいて…だな」
「なるほど。大きい虫なんだな」
「ま、まあな」
「そして黒いんだな」
#1日1のわヒロ

何の日 6月3日 2016

測量の日
「何しに来たんだよ」
あの夜に見上げた星座のように
「緊急避難」
俺たちの間も変わらない
「ったく、あいかわらずだな」
どうしたら
「ここが一番落ち着くんだよ」
この距離が縮むんだろう
「アホか…」
計算することもできずにじっと膝を抱えこむ
#1日1のわヒロ

何の日 6月2日 2016

路地の日
街の灯りから逃げるように角を曲がった
街灯もまばらな細い道に
二人分の足音とコンビニの袋が揺れる音だけが響く
そっと手を伸ばして冷えた指を握りしめる
「ヒロさん」
見上げてきた顎を掬い取る
駅まで一番遠い道は
二人の距離を一番近くにしてくれる
#1日1のわヒロ

何の日 6月1日 2016

写真の日
それはいつも
ひょいと持ち上げた本の間から舞い降りてくる
ちょっぴり色褪せた風景の中でも変わらずに輝いている大きな瞳
俺の知らないヒロさんは
何をそんなに見つめているんだろう
「野分?何見てんだ?」
俺は自分だけの天使をそっと隠して振り返った
#1日1のわヒロ

何の日 5月31日 2016

世界禁煙デー
「お願いしますよ」
「そう言われてもなぁ」
「じゃあせめて本数を減らして下さい」
「わかったって」
「教授、もっと真剣に考えて下さい」
「上條、そんなに俺のことを心配して」
「ここに貴重な書物がどれだけあると思ってんですか!」
「…はい」
#1日1のわヒロ

何の日 5月30日 2016

掃除機の日
「ダメか?」
「俺がいるじゃないですか」
「お前ほとんど家にいないだろ」
「そうですけど」
「だからコイツが俺には必要なんだ」
「俺、やっぱり嫌です」
「なんでだよ」
「こんなロボットとヒロさんが毎日部屋で二人きりだなんて」
「掃除機だぞ」
#1日1のわヒロ

何の日 5月29日 2016

呉服の日
「分かったか?」
「すごいです」
後ろから抱きしめて帯に手を回す
「もう一度お願いします」」
「は?」
するりと片手を衿から忍びこませる
「おい」
「だめですか?」
うなじに唇をおしつける
「お前、着付けを知りたいんだろ」
「次は脱がせ方を」
#1日1のわヒロ

何の日 5月28日 2016

花火の日
もしかしたら
すぐに消えてしまうものなのかもしれない
夜空に咲いた大輪の花を見上げる
「きれいですね」
「だな」
人混みに紛れて握りしめてきた大きな手に打ち上げる音より大きく胸が鳴る
「…ガキ」
「すみません」
初めての夏がもうすぐやってくる
#1日1のわヒロ

何の日 5月27日2016

百人一首の日
「花の色はー」
「はいっ」
「…なんで俺を掴む」
「ヒロさんは花のようです」
「…お前、やる気あんのか?」
「もちろんです」
「だったらちゃんとやれよ」
「いいんですか?」
「当たり前だろーが」
「分かりました!やるからにはしっかりと」
#1日1のわヒロ

プロフィール

HN:
さるり
性別:
女性
自己紹介:
ヒロさん溺愛中

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