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frown

当ブログ、「frown 」は二次創作テキストブログです。 純情エゴイストが好きすぎて、その想いをひたすら吐き出しております。 女性向け、同人・BL要素が含まれておりますので、閲覧の際には何卒ご注意ください。 原作者、版権元、など公式のものとは一切関係ありません。 ブログ内の文章の無断転載・引用はお断りします。

カテゴリー「エゴ 何の日 2016」の記事一覧

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何の日 10月23日 2016

電信電話記念日
「バカなことは…やめろって」
「でも俺、すごく興奮してきました」
「変態」
「あぁ、それいいです。もっと言って下さい」
耳朶からしみこむ甘さに毒されるように身体が震える
「てめぇ…帰ってきたら覚えとけよ」
電話ごしの逢瀬に熱い息を吐いた
#1日1のわヒロ
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何の日 10月22日 2016

パラシュートの日
絶対にそんなことはないと思っていたのに
光る涙を見たその瞬間にわかった
「初めまして」
俺は何も知らなかった
恋はするものじゃない
「俺、草間野分っていいます」
まっさかさまに
落ちていくものだった
パラシュートもつけずに
一直線に
#1日1のわヒロ

何の日 10月21日 2016

あかりの日
「イヤだ」
睨みつける視線に煽られるように暴いていく
「野分」
咎める声に滲み出す艶を舐める
「消せって」
「ダメです」
照らしだされて震える身体は言葉よりも正直に訴えかけてくる
「全部見せて下さい」
顔を覆う手を握りしめて指を絡めた
#1日1のわヒロ

何の日 10月20日 2016

頭髪の日
「かゆいところはないですか?」
「ねーよ」
長い指が優しく動きまわる
「本当ですか?」
「嘘じゃねぇ、早く、しろって」
ゆっくりとした動きに首をすくめる
「熱くないですか?」
「ん」
目を閉じて受けた温いシャワーに熱すぎるキスの雨が混じった
#1日1のわヒロ

何の日 10月19日 2016

#何の日 海外旅行の日
「なんだか夢を見てるみたいです」
「時差ボケかよ」
「そうじゃなくて」
行き交う人々のカラフルな服も
いつもより明るい太陽も
よく笑うヒロさんも
あんまりにも眩しくて
「ほら、行くぞ」
繋がれた手を握り返して、恋人たちが溢れる街を歩き出した
#1日1のわヒロ

何の日 10月18日 2016

冷凍食品の日
「ヒロさんとデートなんて久しぶりですね」
「スーパーに行っただけだぞ」
「いいんです」
「アパートすぐそこだし」
「遠回りしますか?」
「アホ。せっかく買った飯が溶けちまうだろ」
「それは困ります」
繋いだ手の温かさに俺が先に溶けていく
#1日1のわヒロ

何の日 10月17日 2016

貯蓄の日
「老後に備えて貯金?」
「ああ。同居人にそう言われた」
「しっかりしてるんだな」
「全く意味がわからない」
「お前な…」
「そういう弘樹は貯金してるのか?」
「…俺はしてねぇけど」
「なるほど。例の彼氏はしてると」
「メモしてんじゃねぇ!」
#1日1のわヒロ

何の日 10月16日 2016

ボスの日
「上條〜、コピー頼む」
「はい」
「あと、これ返してきて」
「はい」
「それと何か甘いもの」
「いいかげんにして下さい!いくらボスの日でも限度があります!」
「あ、それそれ」
「は?」
「やっぱり上條に怒られないとつまんないー」
「教授ッ!」
#1日1のわヒロ

何の日 10月15日 2016

人形の日
細い指先から肩へ
太腿から足首へ
その体温を確かめつつ
力の抜けた身体をそっと横たえる
「ヒロさん」
前髪を梳いて額をなぞり
伏せた目蓋に口づけを落とす
もしも、このまま目を覚まさなければ…
俺の胸に渦巻くのは恐れなのか
それとも願いなのか
#1日1のわヒロ

何の日 10月14日 2016

鉄道の日
「待ってますから」
そう誓ったのに
飛び乗った列車の中で、約束の時間はとっくに過ぎていた
はやく、もっとはやく走れ
もう二度と待たせないと伝えるために
1分でも1秒でもはやく走ってくれ
あの人の気持ちを失わないように
俺の気持ちが届くように
#1日1のわヒロ

プロフィール

HN:
さるり
性別:
女性
自己紹介:
ヒロさん溺愛中

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