frown
当ブログ、「frown 」は二次創作テキストブログです。 純情エゴイストが好きすぎて、その想いをひたすら吐き出しております。 女性向け、同人・BL要素が含まれておりますので、閲覧の際には何卒ご注意ください。 原作者、版権元、など公式のものとは一切関係ありません。 ブログ内の文章の無断転載・引用はお断りします。
カテゴリー「エゴ 何の日2014~2015」の記事一覧
- 2024.11.24
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- 2015.12.31
何の日 12月31日
- 2015.12.30
何の日 12月30日
- 2015.12.30
何の日 12月29日
- 2015.12.29
何の日 12月28日
- 2015.12.28
何の日 12月27日
- 2015.12.27
何の日 12月26日
- 2015.12.26
何の日 12月25日
- 2015.12.25
何の日 12月24日
- 2015.12.23
何の日 12月23日
- 2015.12.22
何の日 冬至
何の日 12月31日
大晦日
「これしかねぇけど」
1つしかないカップの蕎麦に湯を注ぐ
「つか、お前よく帰れたな」
振り向いた顔ごと抱きしめられた
「間に合いました」
「ん」
タイマーのアラームとテレビから聞こえ始めた除夜の鐘とともに
今年最後のキスが新年に向かって落とされた
#1日1のわヒロ
「これしかねぇけど」
1つしかないカップの蕎麦に湯を注ぐ
「つか、お前よく帰れたな」
振り向いた顔ごと抱きしめられた
「間に合いました」
「ん」
タイマーのアラームとテレビから聞こえ始めた除夜の鐘とともに
今年最後のキスが新年に向かって落とされた
#1日1のわヒロ
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何の日 12月30日
地下鉄記念日
「じゃあ、」
「おう」
改札口の前で手をあげる
頭を下げてホームへと向かう後ろ姿が小さくなっていく
今、追いかけていったらなら…どんな顔をして振り向くんだろうか
もっと一緒にいたい、と今日も言えずに、俺は自分のアパートへと一人で歩き始めた
#1日1のわヒロ
「じゃあ、」
「おう」
改札口の前で手をあげる
頭を下げてホームへと向かう後ろ姿が小さくなっていく
今、追いかけていったらなら…どんな顔をして振り向くんだろうか
もっと一緒にいたい、と今日も言えずに、俺は自分のアパートへと一人で歩き始めた
#1日1のわヒロ
何の日 12月29日
シャンソンの日
切ない声が響いてくる
世の中甘い恋ばかりじゃないことなんて、言われなくても知っている
呷ったグラスの中で、からん、と氷が溶けて沈む
琥珀色に揺れる自分の顔がぼんやりと映る
熱い吐息を零しながら、実らない恋の歌を口ずさみつつ瞼を閉じた
#1日1のわヒロ
切ない声が響いてくる
世の中甘い恋ばかりじゃないことなんて、言われなくても知っている
呷ったグラスの中で、からん、と氷が溶けて沈む
琥珀色に揺れる自分の顔がぼんやりと映る
熱い吐息を零しながら、実らない恋の歌を口ずさみつつ瞼を閉じた
#1日1のわヒロ
何の日 12月28日
身体検査の日
「もう終わったって」
「だからするんです」
伸びてきた手が裾から入りこむ
「意味わかんねーよ」
「俺が調べたいんです」
やけに熱い手が這いまわり、身動きがとれなくなる
「どこを…」
「すみからすみまで」
耳元で囁かれて主治医の診察が始まる
#1日1のわヒロ
「もう終わったって」
「だからするんです」
伸びてきた手が裾から入りこむ
「意味わかんねーよ」
「俺が調べたいんです」
やけに熱い手が這いまわり、身動きがとれなくなる
「どこを…」
「すみからすみまで」
耳元で囁かれて主治医の診察が始まる
#1日1のわヒロ
何の日 12月27日
ピーターパンの日
あの頃はまるで大人のような表情をしていたのに
「また増えたのか?」
新しいクマを持ち上げる
「お前も好きだろ」
「別に」
「素直じゃないな」
「てめぇもな」
子ども時代をやり直したいというのならいつだってつきあってやる
あの頃のように
#1日1のわヒロ
あの頃はまるで大人のような表情をしていたのに
「また増えたのか?」
新しいクマを持ち上げる
「お前も好きだろ」
「別に」
「素直じゃないな」
「てめぇもな」
子ども時代をやり直したいというのならいつだってつきあってやる
あの頃のように
#1日1のわヒロ
何の日 12月26日
プロ野球誕生の日
「好きです」
知り合ったばかりの背の高いガキはやたらとぐいぐい押してきて、あっという間に俺の心を打ちぬいた
二人分の荒い息の満ちる部屋で天井を仰ぐ
まさかこの俺がこんなルーキーに予告ホームランを打たれる日が来るなんて思いもしなかった
#1日1のわヒロ
「好きです」
知り合ったばかりの背の高いガキはやたらとぐいぐい押してきて、あっという間に俺の心を打ちぬいた
二人分の荒い息の満ちる部屋で天井を仰ぐ
まさかこの俺がこんなルーキーに予告ホームランを打たれる日が来るなんて思いもしなかった
#1日1のわヒロ
何の日 12月25日
クリスマス
「すみません」
「いいって」
「いってきます」
行ってこい、と送り出す声が重ねられた唇に飲みこまれた
「…なげぇよ」
「プレゼントです」
「どっちが貰ってるんだよ」
「それはもちろん」
笑いながら背の高いサンタはドアの向こうへと消えていった
#1日1のわヒロ
「すみません」
「いいって」
「いってきます」
行ってこい、と送り出す声が重ねられた唇に飲みこまれた
「…なげぇよ」
「プレゼントです」
「どっちが貰ってるんだよ」
「それはもちろん」
笑いながら背の高いサンタはドアの向こうへと消えていった
#1日1のわヒロ
何の日 12月24日
クリスマスイブ
眠っている間に音を立てずに入ってくるのはサンタクロースだけだと思っていた
暗闇の中で温かさに目を開ける
久しぶりに見る顔が横にある
「メリークリスマス」
小さく囁き、ゆっくりと唇を重ねて、どんなプレゼントよりも欲しかったものを抱きしめた
#1日1のわヒロ
眠っている間に音を立てずに入ってくるのはサンタクロースだけだと思っていた
暗闇の中で温かさに目を開ける
久しぶりに見る顔が横にある
「メリークリスマス」
小さく囁き、ゆっくりと唇を重ねて、どんなプレゼントよりも欲しかったものを抱きしめた
#1日1のわヒロ
何の日 12月23日
東京タワー完成の日
「あと少しです」
ライトアップされたタワーを見上げる横顔
「ヒロさん、知ってますか?」
「なにを」
「この灯りが消えるのを一緒に見ると永遠に」
辺りがふいに暗くなる
そんな乙女なジンクスを知ってるなんて言えずに、そっと指先を掴んだ
#1日1のわヒロ
「あと少しです」
ライトアップされたタワーを見上げる横顔
「ヒロさん、知ってますか?」
「なにを」
「この灯りが消えるのを一緒に見ると永遠に」
辺りがふいに暗くなる
そんな乙女なジンクスを知ってるなんて言えずに、そっと指先を掴んだ
#1日1のわヒロ
何の日 冬至
冬至
「ん、がつくものを食えばいいんだって」
南瓜を口に運ぶ
「そうなんですか?」
「蓮根でも大根でもなんでもいいらしいぞ」
「ヒロさん…」
「お前…早く帰っていいぞ」
凄い勢いで飯を食べ始めた後輩の姿に、あの人には長い夜になりそうだなと苦笑いをした
#1日1のわヒロ
「ん、がつくものを食えばいいんだって」
南瓜を口に運ぶ
「そうなんですか?」
「蓮根でも大根でもなんでもいいらしいぞ」
「ヒロさん…」
「お前…早く帰っていいぞ」
凄い勢いで飯を食べ始めた後輩の姿に、あの人には長い夜になりそうだなと苦笑いをした
#1日1のわヒロ
プロフィール
HN:
さるり
性別:
女性
自己紹介:
ヒロさん溺愛中