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frown

当ブログ、「frown 」は二次創作テキストブログです。 純情エゴイストが好きすぎて、その想いをひたすら吐き出しております。 女性向け、同人・BL要素が含まれておりますので、閲覧の際には何卒ご注意ください。 原作者、版権元、など公式のものとは一切関係ありません。 ブログ内の文章の無断転載・引用はお断りします。

カテゴリー「エゴ 140ss」の記事一覧

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【愛してはいるんだけど】

「好きです」
久しぶりに会った朝も、二人だけで過ごす夜も、野分はいつも、俺がずっと欲しかった言葉をくれる
何度言われても慣れはしない
恥ずかしくて嬉しくて心臓が壊れそうになる
受け止めるだけで精一杯だから
「野分」
俺は名前を呼ぶ
#1日1のわヒロ
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【どんな言葉よりも】

転がった空き缶と空き瓶を集めながら小さくため息をついた
酔わせたら、そんな期待は期待のままで終わった
床の上に気持ちよさそうに眠っている人を抱えると、ベッドに寝かしつける
そっと茶色の髪の毛を手で梳いた
「ヒロさん、俺のこと好きですか?」
#1日1のわヒロ

触れる

「おはよう」
「おはようございます。あ、ヒロさん」
通りすがりに後ろ髪に指が触れる
「んだよ」
「ここ、寝癖ついてますよ」
「…わかってるよ」
久しぶりに会う野分を見上げる
「今日は休みなのか?」
「はい」
跳ね始めた胸の音を誤魔化すようにコーヒーを飲み干した
#1日1のわヒロ

【いつかの夢の続き】

「弘樹」
声のした方を向いたヒロさんの顔が、みるみる赤くなる
「お前、何やってんだよ」
親しげに話す二人の姿に昔見た夢が重なった
ヒロさんの後ろから一歩前に出る
「いつもウチのヒロさんがお世話になってます」
あの時の俺とは違う
またヒロさんと二人で歩き始めた

諦めきれない

「大丈夫か?」
心地よい声とともに髪の毛がかきまわされる
手が冷たい人は心が温かいという
「平気だ」
その手を払うと俺は立ち上がった
「あんまり無理するなよ」
俺が欲しいものはそんな言葉じゃない
もっと確かなものに包まれたい
たとえ欲張りと言われても、お前の心と身体、全てが欲しい

冬の朝

「ヒロさん、起きてください」
「、、、ん」
「ヒロさん、朝ですよ」
「、、んん、」
「ヒロさん」
「ん、、うん、、」
「ヒロさん、時間ですよ」
「ん?、、のわ、、き?」
「はい。おはようございます」
「うん、、」
「起きてください」
「、、、寒い」
「ヒロさん」
#1日1のわヒロ

冬の雨

『ヒロさん、傘を差すときは本だけじゃなくて自分が濡れないようにして下さいね
冬の雨は冷たいですから風邪ひかないように気をつけて下さい
あ、風邪といえば、ちゃんと大学でもマスクをして下さいね。
インフルエンザも心配ですし、顔が隠れるほうが色々安心です』
「色々?」
#1日1のわヒロ

酔いヒロ

俺と飲んでるときのヒロさんはペラペラ喋ったりはしない
宇佐見さんの前だけ?
首すじまでほんのり赤くして、ソファーに寄りかかっている姿をじっと見る
「ヒロさん」
呼びかけると真っ直ぐ見上げてきた
いつもと違って逸らさないその瞳に、酔わされるのはいつも俺の方だ
#1日1のわヒロ

炬燵

「こたつはどうですか?」
「却下だ、却下。」
「でも、今年はずいぶん寒いし。」
「いらねえ。」
「ヒロさん寒がりだし。」
「お前が、、」
「え?」
「、、なんでもねぇ。」
「あ、はい。」
俺は後ろからヒロさんを抱きしめた。
「ちーがーうー!」
「俺が寒いんです」
#1日1のわヒロ

無題

#1日1のわヒロ
吐息が白くなりそうな空気に目を覚ます
腕の中の白い身体を抱きしめた
「ヒロさん好きです」
「、、ん、、」
「好きです」
「、、ん、、俺も、」
「ヒロさん?」
「、、あったかい、」
今年はあと何回
この人を温めてあげられるんだろうか
一緒に過ごす幸せを噛みしめる

プロフィール

HN:
さるり
性別:
女性
自己紹介:
ヒロさん溺愛中

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