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frown

当ブログ、「frown 」は二次創作テキストブログです。 純情エゴイストが好きすぎて、その想いをひたすら吐き出しております。 女性向け、同人・BL要素が含まれておりますので、閲覧の際には何卒ご注意ください。 原作者、版権元、など公式のものとは一切関係ありません。 ブログ内の文章の無断転載・引用はお断りします。

カテゴリー「エゴ 140ss」の記事一覧

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まさかの野良ネタ

「野分、これ何だ?」
「道に落ちてました」
「ノラか?」
「捨てられたんですかね」
「お前こんなの拾ってくんなよ」
「でも」
「飼えねぇに決まってんだろ」
「無理ですか?」
「だいたい何食うんだよコイツ」
「カタツムリと同じかな?」
「そうか?」
「俺、スライム飼うの初めてです」
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境界線の引き方

クンと嗅がれて押し倒される
驚く間も無く荒々しくボタンが外された
香水と煙草と、他には一体何の匂いがついていたのだろうか
酔いの回った頭では答えは出ずに、全てを消し去ろうと触れてくる熱に溺れる
お前しか触れさせはしない
そう言ったならどんな顔をするんだろうか
#1日1のわヒロ

キスの日

「ヒロさん」
額にキスを落とす
「ヒロさん」
右の目蓋に、左の目蓋に、頬に
名前を呼びながら、そっとキスをする
寝ている唇がほんの少しだけ綻ぶ
無防備な寝顔に幸せをもらい
そして少しだけ不安になる
今朝のおはようのキスは40回
「ヒロさん朝ですよ」
#1日1のわヒロ

野分の顔も好きなヒロさん

眠っている顔をみつめる
いい男だよな
こんなに長く一緒にいるのに、見ているだけで胸がドキドキする
「ヒロさん」
真っ黒な瞳に慌てて目を逸らす
「何?」
「そんなに可愛い顔で見ないで下さい」
「ば、バッカじゃねぇの。お前の方がよっぽど」
「え?」
「今のなし!」
#1日1のわヒロ

泉の中から、、

「あなたが落としたのは金のヒロさんですか?」
「違います」
「では銀のヒロさんですか?」
「違います」
「この普通のヒロさんですか?」
「普通じゃないです。ヒロさんの可愛らしさは金とか銀なんかじゃ表せないから困って」
「黙れ!このボケカス」
「このヒロさんです」
#1日1のわヒロ

願わくばこのまま

着替えを受け取るだけのはずだった
顔を見た瞬間俺の手は助けを求めて伸びていった
細い腰に手を回す
腕の中へと抱きこんで深く息を吸う
体温と匂いに包まれて疲れた心と体が生き返っていく
暴れる身体を抱きしめて囁く
「後でいくらでも殴られます」
今だけはこのままで
#1日1のわヒロ

優先順位

後回しにしている訳じゃない
それなのに電話もメールもできないままに約束の時間は過ぎていく
大切な人は冷え切ってしまう
後回しにされているつもりはない
約束も予定も流れるものだと思うのが癖になろうとも
待つことに慣れてしまっても
何を一番にするべきなのか
それが一番大切な約束だから

宇佐見秋彦聖誕祭

変わらない
違う学校に通っても
お前が誰を好きになっても
家が近所じゃなくなっても
俺が好きなのがお前じゃなくなっても
俺の横に誰がいても
お前の横に誰がいても
誕生日祝いがメールだけになっても
『おめでとう』
俺はいつでもお前の味方だ

#3月3日はウサギさんの誕生日

簡単な嘘くらい見抜けよ

時計を見た瞬間、携帯電話が鳴った
「わかった…気にするな」
久しぶりのいい天気
久しぶりにした待ち合わせ
天気だけは予報通りだった
「俺も今から行くところだったから」
淀みなく出る言葉
「仕事頑張れよ」
冷え切った手と携帯電話をポケットに突っ込んで歩き始めた
#1日1のわヒロ

煙草

「ヒロさんは煙草吸いませんね」
「あんな不味いもの誰が吸うかよ」
「なんで不味いってわかるんですか?」
「なんとなくわかるだろーが」
「そうですか?」
「そうだよ」
「俺、吸ってみようかと」
「ヤメロ、味が変わ…」
「え?」
「いや、あれだ、煙草は体に悪いから」
#1日1のわヒロ

プロフィール

HN:
さるり
性別:
女性
自己紹介:
ヒロさん溺愛中

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