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frown

当ブログ、「frown 」は二次創作テキストブログです。 純情エゴイストが好きすぎて、その想いをひたすら吐き出しております。 女性向け、同人・BL要素が含まれておりますので、閲覧の際には何卒ご注意ください。 原作者、版権元、など公式のものとは一切関係ありません。 ブログ内の文章の無断転載・引用はお断りします。

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【キス】

たまには俺から、と思っても
これが意外と難しい
さりげなく?それとも….
悩んでいたら、野分と目があった
「な、なに?」
答えの代わりにキスをされる
「え?」
「あんまり可愛い顔してたのでつい」
「つい?」
どんな作戦も野分の本能には勝てないらしい
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負
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【温泉】

「嫌なら無理には」
「嫌じゃないです!」
ヒロさんとの旅行が嫌な訳がない、が
「温泉ってことは裸ですよね」
「当たり前だろ」
「貸切とか?」
「大浴場のみだ」
「はぁ」
俺は守りきれるんだろうか
裸のヒロさんと自分自身の理性を
「頑張ります」
「?」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

キスの日

「おかえりなさい」
玄関に駆けてきた野分はその勢いのままやけに長いキスをしてきた
「苦しいって」
「今日はキスの日ですから」
そう言ってもう一度重ねられる
てめぇは毎日キスの日だろーが
文句の代わりに舌を絡めてやる
負けてばかりだと思うなよ
見つめ返した黒い瞳がまん丸になった
#キスの日

【残り香】

「いつも悪いな」
「悪いと思ってんなら来んな」
「おかげでよく眠れた」
来た時よりもすっきりとした表情であいつは帰っていく
「バカヤロウ…」
倒れこんだベッドから立ち昇る煙草の匂いに胸がしめつけられる
それでもその香りを手放せずに深く吸いこんだ
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【おめかし】

「上條さんって、オシャレですよね」
「別に普通ですよ」
「よく似合ってますよ」
「そりゃどーも」
「野分の服は選んであげたりしないんですか?」
「あいつは別に」
「興味ない?」
「つか、何着ても野分は野分だろ」
「うっわ、ごちそうさま…」
「え?」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【散歩】

「秋彦、アレキサンダーは元気か?」
「まあな。そういえばお前はよく散歩してやっていたな」
「デカい犬が飼いたかったからな」「なるほど」
「ンだよその顔」
「お前の願いは叶ったんだな」
「は?」
「草間君とも散歩しているか?」
「どういう意味だよ」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【パジャマ】

「無駄遣いすんなよ」
「ムダじゃないです」
「着なかったらムダだろ」
「気に入りませんでしたか?」
「お前は家で寝ない日の方が多いだろ」
「じゃあさっそく今夜着ます」
「ったく」
色違いのパジャマに袖を通す
「似合います」
「脱がすなよ」
「えっ」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

無題

さるりさんには「届きそうで届かない何かがあった」で始まり、「緑が目に眩しかった」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば8ツイート(1120字程度)でお願いします。
#書き出しと終わり
shindanmaker.com/801664


①届きそうで届かない何かがあった
「もう少しなんだけど」
手を伸ばしてジャンプしても、俺の指先は虚しく空を切るばかりだった。
「野分」
「ヒロさん!」
「お前、さっきから何してんだ」
「あの木の枝にひっかかっているんです」
公園の木を2人で見上げる
「どこ?」
「あの葉っぱの間です」
②「俺からは見えねぇけど」
「取れないかな」
腕を目一杯伸ばして飛び上がってみる
「ガキかよ」
「無理ですね」
「つか何があるんだよ」
「あ、いいものがあった」
落ちていた細長い枝を手にもう一度飛んでみる
「取れそうか?」
呆れていたヒロさんも気になりだしたのか、じっと見守っている
③カツン、と枝に手応えがあった
「当たった」
「どれ?」
「危ないですよ」
枝を持ってもう一度飛び上がる。ガサッと大きく枝が揺れ、ひっかかっていたそれがヒロさんめがけて落ちてきた
「うわっ!」
「大丈夫ですか?」
「コレって…」
ヒロさんが足元に転がったペットボトルロケットを拾い上げた
④「なんでまた」
「どこから飛んできたんでしょうね」
飛ばしている人も探している人も見当たらない
「どうすんだよコレ」
2人でロケットを見つめていると、出会った日のことが鮮やかに浮かんできた
泣いていたヒロさんの顔も
その瞬間、胸の中に溢れ出した想いも
あの日から俺の世界は変わった
⑤「ヒロさん…」
溢れかえって流れ出した衝動のままにヒロさんの手をギュッと握りしめる
「アホなことすんな!」
「痛ッ」
思いっきり手を振り払われて、おまけにロケットで殴られてしまった
それでも
「行くぞ!」
ロケットをそっと地面に置いたヒロさんの顔は真っ赤になっていた
⑥ひょっとしてヒロさんも、あの出会った日のことを思い出しているんだろうか
「なんだか懐かしかったですね」
そう言った途端、ヒロさんがギロリと俺を睨みつけた
「いいか野分、あの時の俺はもういない。お前も忘れろ」
「そんな」
「うるせぇ。あんな情けねぇ姿をいつまでも覚えてんじゃねー」
⑦俺は情けないだなんて思ったことはないけれど、ヒロさんにとっては違うみたいだ
「だいたいお前が言ったんだろ」
「え?」
「その…なんだ…俺には笑っていて欲しいとかなんとか」
「はい」
そうだ
ヒロさんにはいつだって笑っていて欲しい
それに、二度と俺以外の人のせいで泣いて欲しくもない
⑧「わかったか?」
「はい!ヒロさんは泣いても笑っても可愛いです」
「そういうことじゃねぇだろ」
なぜかがっくりと肩を落としたヒロさんと並んで歩きながら、よく晴れた空を見上げる
ヒロさんがいる世界は今日も輝いている
「俺、幸せです」
「…お前だけじゃねぇっての」
緑が目に眩しかった

【お風呂】

風呂の蓋を開けると菖蒲の葉が浮かんでいた
子どもの頃を思い出してこっそり頭に巻いてみる
「柏餅が食いたい…」
「買ってありますよ」
「うわっ」
突然開いたドアに飛び上がる
「勝手に入ってくんなクソガキ」
「今日はこどもの日ですから」
「待てコラ」
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

【パフェ】

「ソレ、美味いのか?」
「はい」
「パフェの由来は完全な、っていう意味らしいからな。不味いわけねぇか」
「ヒロさんみたいですね」
「俺はそんなに甘くねぇぞ」
「はい。ヒロさんは美味しいです」
苺より赤くなった顔を見ながら甘いクリームを口にした
#セカロマ深夜の真剣文字書き60分一本勝負

プロフィール

HN:
さるり
性別:
女性
自己紹介:
ヒロさん溺愛中

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