frown
当ブログ、「frown 」は二次創作テキストブログです。 純情エゴイストが好きすぎて、その想いをひたすら吐き出しております。 女性向け、同人・BL要素が含まれておりますので、閲覧の際には何卒ご注意ください。 原作者、版権元、など公式のものとは一切関係ありません。 ブログ内の文章の無断転載・引用はお断りします。
カテゴリー「エゴ 何の日2014~2015」の記事一覧
- 2024.11.25
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- 2015.09.27
何の日 9月26日
- 2015.09.25
何の日 9月25日
- 2015.09.24
何の日 9月24日
- 2015.09.24
何の日 9月23日
- 2015.09.23
何の日 9月22日
- 2015.09.23
何の日 9月21日
- 2015.09.21
何の日 9月20日
- 2015.09.20
何の日 9月19日
- 2015.09.19
何の日 9月18日
- 2015.09.18
何の日 9月17日
何の日 9月26日
ワープロ記念日
「いいかげんお前はもっとちゃんとした日本語を使えっ」
怒鳴り声とクッションが飛んできた
「でも…」
「でもじゃねぇ」
俺にとっては真剣な顔も恥ずかしがる顔も怒ってる顔も、たった一つの言葉に変換されてしまう
「ヒロさんはかわいいです」
#1日1のわヒロ
「いいかげんお前はもっとちゃんとした日本語を使えっ」
怒鳴り声とクッションが飛んできた
「でも…」
「でもじゃねぇ」
俺にとっては真剣な顔も恥ずかしがる顔も怒ってる顔も、たった一つの言葉に変換されてしまう
「ヒロさんはかわいいです」
#1日1のわヒロ
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何の日 9月25日
藤ノ木古墳記念日
「いいですね」
「古墳にいいも悪いもねぇだろ」
「ここ、成人男性二人が合葬されていたって」
「…へぇ」
「こんな風に一緒に入りたいですね」
「ヤダ」
「えっ?」
「死んでからじゃ遅えよ」
小さな旅の秋空の下で、俺はそっと手を繋いだ
#1日1のわヒロ
「いいですね」
「古墳にいいも悪いもねぇだろ」
「ここ、成人男性二人が合葬されていたって」
「…へぇ」
「こんな風に一緒に入りたいですね」
「ヤダ」
「えっ?」
「死んでからじゃ遅えよ」
小さな旅の秋空の下で、俺はそっと手を繋いだ
#1日1のわヒロ
何の日 9月24日
畳の日
ごろりと寝転び手足を伸ばす
「久しぶりだ」
「いいですね」
「ガキの頃を思い出すな」
天井を見上げて閉じた瞼に口づけが降ってきた
「今は俺だけを」
重ねられた唇から伝わる熱と忍びこむ舌
い草の香りが強く立ち上がる
絡みあった足が畳の目を蹴った
#1日1のわヒロ
ごろりと寝転び手足を伸ばす
「久しぶりだ」
「いいですね」
「ガキの頃を思い出すな」
天井を見上げて閉じた瞼に口づけが降ってきた
「今は俺だけを」
重ねられた唇から伝わる熱と忍びこむ舌
い草の香りが強く立ち上がる
絡みあった足が畳の目を蹴った
#1日1のわヒロ
何の日 9月23日
秋分の日
「ヒロちゃんも一緒に来られてよかったわ」
「うん」
供えた菊の花が風に揺れている
線香の煙が立ち昇る
御影石に刻まれた名前の数に、積み重ねられてきた時の流れをみる
「次はのわちゃんも一緒に来れるといいわね」
「…うん」
俺は静かに頭を垂れた
#1日1のわヒロ
「ヒロちゃんも一緒に来られてよかったわ」
「うん」
供えた菊の花が風に揺れている
線香の煙が立ち昇る
御影石に刻まれた名前の数に、積み重ねられてきた時の流れをみる
「次はのわちゃんも一緒に来れるといいわね」
「…うん」
俺は静かに頭を垂れた
#1日1のわヒロ
何の日 9月22日
国際ビーチクリーンアップデー
捨てたつもりだったのに
いったりきたり繰り返す
消えてしまうものなどあるわけがない
波打ち際に漂い何度も晒される
いっそ二度と浮かび上がることのないように
苦くしょっぱい思い出を
この身とともにあの海の底深くまで沈めたい
#1日1のわヒロ
捨てたつもりだったのに
いったりきたり繰り返す
消えてしまうものなどあるわけがない
波打ち際に漂い何度も晒される
いっそ二度と浮かび上がることのないように
苦くしょっぱい思い出を
この身とともにあの海の底深くまで沈めたい
#1日1のわヒロ
何の日 9月21日
ファッションショーの日
「どうですか?」
「うん。こっちも着てみろ」
「あのヒロさん」
「ん?」
「こんなにたくさん…」
「お前はもう少し服装にも気を遣えよ」
「すみません」
「せっかく似合うんだし」
「えっ…」
「なに?」
「ありがとうございます」
#1日1のわヒロ
「どうですか?」
「うん。こっちも着てみろ」
「あのヒロさん」
「ん?」
「こんなにたくさん…」
「お前はもう少し服装にも気を遣えよ」
「すみません」
「せっかく似合うんだし」
「えっ…」
「なに?」
「ありがとうございます」
#1日1のわヒロ
何の日 9月20日
空の日
見上げた空は高く澄んでいた
この空の向こうで
今頃、何をしているんだろう
誰といるんだろう
俺は待っていてもいいんだろうか
小さな期待を胸に閉じこめて目を閉じる
あいつはまだ俺のところへ迷わずに飛んでくるんだろうか
あのときのロケットのように
#1日1のわヒロ
見上げた空は高く澄んでいた
この空の向こうで
今頃、何をしているんだろう
誰といるんだろう
俺は待っていてもいいんだろうか
小さな期待を胸に閉じこめて目を閉じる
あいつはまだ俺のところへ迷わずに飛んでくるんだろうか
あのときのロケットのように
#1日1のわヒロ
何の日 9月19日
苗字の日
「おめでとう」
「この花束は何の冗談だ?」
「結婚したことを知らせないなんて水くさいやつだな」
「…誰が結婚したって?」
「お前が」
「秋彦、お前何の話してんだ?」
「表札見たぞ。お前の籍に入ったんだな」
「あ、あれは野分のバカが間違えて」
#1日1のわヒロ
「おめでとう」
「この花束は何の冗談だ?」
「結婚したことを知らせないなんて水くさいやつだな」
「…誰が結婚したって?」
「お前が」
「秋彦、お前何の話してんだ?」
「表札見たぞ。お前の籍に入ったんだな」
「あ、あれは野分のバカが間違えて」
#1日1のわヒロ
何の日 9月18日
かいわれ大根の日
『スミマセン。帰れなくなりました』
いつものメールにため息をついて歩き出す
また、携帯電話が震えた
『ちゃんと食べて下さいね』
カゴの中に放りこんだかいわれ大根が弁当にぶつかる
閉店を知らせる音楽が鳴り始めた店内を俺は足早に進んだ
#1日1のわヒロ
『スミマセン。帰れなくなりました』
いつものメールにため息をついて歩き出す
また、携帯電話が震えた
『ちゃんと食べて下さいね』
カゴの中に放りこんだかいわれ大根が弁当にぶつかる
閉店を知らせる音楽が鳴り始めた店内を俺は足早に進んだ
#1日1のわヒロ
何の日 9月17日
台風襲来の特異日
「俺が休めたせいかな」
「多分な」
「何か作りますね」
笑いながら立ち上がろうとした腕を掴む
「いい」
「でも出かけられなくなったし」
「別に腹は減ってねぇ…」
「はい」
窓ガラスに当たる雨音を聞きながら俺は俺だけの台風を抱きしめた
#1日1のわヒロ
「俺が休めたせいかな」
「多分な」
「何か作りますね」
笑いながら立ち上がろうとした腕を掴む
「いい」
「でも出かけられなくなったし」
「別に腹は減ってねぇ…」
「はい」
窓ガラスに当たる雨音を聞きながら俺は俺だけの台風を抱きしめた
#1日1のわヒロ
プロフィール
HN:
さるり
性別:
女性
自己紹介:
ヒロさん溺愛中