frown
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食欲の秋
なんの考えもなく、単に、二人をイチャコラさせたかった、、、。
秋はいいですね。秋はエゴの季節ですね。
2014.9.10 pixiv投稿
「ヒロさんは、太らないですよね。」
お風呂上がりのヒロさんに聞く。
「はぁ?何を急に、、。」
ヒロさんは、そう言って、冷蔵庫のドアを開けると、ミネラルウォーターのペットボトルを出した。
見ると、少し頬が赤くなっている。
暑い時期は、お風呂上がりには腰にタオルを巻いただけで、浴室から出てきてしまう。
でも、そろそろ夜は涼しくなってきた。その格好はどうなんだろう。
それに、ヒロさんは、いつもペットボトルに直接口をつけて飲む。
赤い顔で、ペットボトルを咥えて、少し喉を反らしているヒロさんの姿は、あまりにも刺激的で、俺は、目が離せない。
立ち上がると、ヒロさんの後ろに立った。
「ヒロさん。」
後ろからぴったりとくっついて、ヒロさんの肩に腕をまわした。
薄い肩と細い首筋が、桜色に染ってくる。
「何してんだよ、野分、、。」
「だから、太らないですねって言ってるんですよ。どうしてですか?」
そう言って、首にキスを落とした。
「んっ、、おいっ、、。どうしてって、言われても、、。」
一生懸命考え始めたヒロさんは、少し上目遣いになってて、また、可愛い。
「特に思いつかないんだけど、、、っ、、んんっ、、」
我慢できるわけがない。
俺は手をヒロさんの顎に添えると顔を後ろに向かせて、キスをした。
「そんな格好で、そんな顔しないで下さい。」
首筋に頬をつけながら囁いた。
「野分、お前は、どこでも盛んなって言ってるだろーがっ!」
「はい。」
だって、仕方がない。ヒロさんが、あんまりにも可愛いから、俺はいつでも触りたくなる。
「ほら、ここも痩せましたよ。夏の暑さのせいですか?」
そう言って背骨に沿って指を這わせた。そのまま腰骨のところを触る。
「そういや、教授にも言われた。」
教授?
「宮城教授に、なんて言われたんですか?」
俺は手をとめて聞いた。
ヒロさんはペットボトルのキャップを閉めながら
「いや、痩せたんじゃないかって。」と言った。
俺はヒロさんの腰に当てた手をそのままペタリとお腹のほうまで這わせるとゆっくり撫でながら、もう一度聞いた。
「それ、見た目ですか?」
「ん?触った感じじゃねーかな。朝の挨拶のときに言われたから、」
俺は頬をくっつけていた首筋の後ろにキスをした。そしてそのまま強く吸った。
「っつ、。野分?!お前、んなとこに跡つけんなって!」
ヒロさんが悪いんですよ。宮城教授に触らせたりするから。
「ヒロさん、もう少し食べて下さい。あんまり痩せたら、俺、心配になります。何か、食べたいものとかありませんか?」
そう言うと、そのまま腰に巻いたバスタオルの中へ手を入れていく。
「だから、俺はそんなに食べたいものとかは、、ない、、から、、野分っ、、やめろ、、。」
「俺は食べたいものありますよ。」
呼吸が少し荒くなってきたヒロさんの半開きの唇を見つめながら言う。
「え、、な、何?」
薄い肩をかぷりと甘噛みすると、ビクッと震えた。
噛んだところを舐める。
「野分、、痛いって、」
そのままヒロさんの耳元にむかって舌を這わせていくと、耳朶をはむはむと噛んだ。
「お前、、マジ、やめろって、」
そんな潤んだ目で睨んでおいて、やめろって言うほうが無理です。
そのまま、耳元で囁く。
「俺はいつだって、ヒロさんが食べたいです。」
顔だけじゃなく首筋まで真っ赤になったヒロさんが俺のほうを向く。
「アホなこと言ってんじゃ」
その唇を塞ぐ。
秋の夜は長い。
今日は、朝までゆっくりと、ね。
ヒロさん。
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